タイ国鉄からマレー鉄道となった列車は8時25分に国境の駅「パダンブサール」に到着しました。
パダンブサールでは一旦荷物を全部持って全員列車から降ります。ここでタイからの出国とマレーシアへの入国をします。
まず建物の中に入るとタイ・イミグレーションがあります。タイの出国カードはパスポートにホチキス留めしてあるのでパスポートを差し出すだけで空港と同じです。
建物がコの字になっていて、タイの出国が終わったら奥から回ってマレーシア・イミグレーションになっています。
入国カードを持っていないのでどうすればと思ったのですが、マレーシアには入国カードはありませんでした。パスポートを渡し、機械に指を置いて指紋を認識させるだけで入国できました。入国の係官の方は何も聞いてきません。入国はスムーズに終わりました。
次に税関です。どこの国でも同じだとは思いますがパスポートを渡して少し質問があり、問題なければホームに戻れます。
今回、税関職員さんが私の持っている風呂敷に興味を持ったようで、「これは何だ?」と聞いてきます。実はこの風呂敷の中には弟が好きな「ロイスのチョコレートコーティングポテトチップス」が入っています。セントレア(中部国際空港)の売店で買えるので2箱買って持ってきました。素直に「チョコ-レトです」と言って風呂敷を開けようとしたら職員さんは笑いながら「OK,OK」と通してくれました。
建物をコの字にくるっと回って駅のホームに戻ってくるとマレーシアの入国が終わっているって、なんだか変な感覚です。
列車のドアは開いたままだったので同じ車両の同じ席に戻ります。
全員の入国が終わり、しばらく経った頃、列車は再び走り始めました。
窓の外をみているとコンテナを乗せたトラックが沢山並んでいて、途中に写真の様なゲートがありました。多分これが道路の国境なのでしょうか?
真横を通った時、初めてマレーシアに入国した実感がありました。
しばらくして車掌さんが切符の確認に回ってきましたが、マレー鉄道の車掌さんに交代していました。車両の一番端の席ではバンコクから乗っていたタイ国鉄の男性係員さん達が楽しそうに鍋を食べていました。パダンブサールまででお仕事は終わりなのでしょうか?
列車はドンドン走っていくのですが、車窓の眺めは椰子の木とゴムの木ばかり。何時間も風景が変わりそうもありません。
マレー鉄道についてネットで調べていた時に、ブログなどでよく見るふたこぶの山が見えました。
ネットで見た写真と同じ場所を見るとなんだかワクワクします。
マレーシアに入ってからは何度か駅に止まり、地元の方が乗ってくるので車内はどんどんローカルな感じに。
そしてパダンブサールを出て4時間後、12時55分にバターワース駅に到着しました。
バンコクを出発して約22時間の列車の旅でした。
飛行機とは違い、狭いながらもベッドで寝る事が出来るので時間はあまり苦になりませんでしたが、風景があまり変わらないので退屈な気分はありました。
でも念願の寝台車に乗る事が出来たので大満足。
この車両に22時間乗っていました。すでに先頭車両は切り離されていませんでした。
このままこの列車はバンコクに向けて折り返すみたいです。
バターワース駅。タイ国鉄の終点だし、もっと立派な駅を想像していましたが、待合室も狭く、プレハブみたいな駅でガッカリ。
初めてのタイ国鉄、初めての陸路での国境、初めてのマレーシア。この後、フェリーに乗りペナン島へ渡り、弟と合流してペナン旅行となります。タイ国鉄の旅は終わりましたが、この旅はまだ始まったばかりです。
私達の旅はまだまだこれからだ!





















